■ リカバリー(再インストール)


何らかのトラブル(ウイルス等)
で正常に動作しなくなったPCのOS(基本ソフト)をもう一度入れなおすことです。

リカバリー方法には、現在の内容(設定やメール等のデーター)全てを、
きれいに消去(HDDのフォーマット)して、最初からOSをインストールしなおす方法、
(クリーンインストール:パソコンを購入時の状態に戻す、リセット)と、
個人用ファイルや設定を残したまま上書きして入れなおす方法
(上書きインストール、リフレッシュ)があります。

前者の場合は現在の内容(設定やメール等のデーター)を
まったく引き継がないので、大切なデーター等や必要な情報は、
予めコピー(バックアップ)しておく事が大切です。
(後でコピー忘れに気が付いても、もうどうしようもありません。)

後者はある程度、現在の設定やデータを引き継ぎできますが、
場合によってはそれらが消えたりする場合も考えられますので、
これも大切なものはバックアップしていた方が賢明でしょう。

また、後者の形でより新しいバージョンのOSを入れることを
アップデートとかアップグレードなどと呼びます。
(Windows8→Windows8.1 、Windows8.1→Windows10等)

PCの状態にもよりますがリカバリーの前にスタートアップの修復や、
システムの復元を先に試された方が良いかもしれません。

以前のメーカー製パソコンでしたら、OSの入ったCDやDVDが購入時に
添付されていましたが、今日では自分でリカバリーDVDを作成する必要があります。
HDDの中にリカバリー領域がありますので、専用ソフト等を起動して
リカバリーDVD等を作成します。パソコン購入後すぐに作成していた方が賢明でしょう。
仮にそれらDVD等がなくてもパソコン起動時にF10やF12等(パソコンによって違います)を、
押して、リカバリー領域を起動させリカバリーすることも出来ます。

ソフト上のトラブルでしたらこのリカバリーを行うことでパソコンを購入時点に、
一気に戻せます。
リカバリー後は再度接続設定やメール設定等が必要になります。
リカバリー途中、HDDドライブに損傷があれば途中でフリーズしますので、
リカバリーは出来ません。
HDDを交換してリカバリーDVDで新規インストールする必要があります。
リカバリーDVDはメーカーから購入したほうが問題はありません。
市販のOSはPC専用のドライバーが入っていませんので、場合によっては、
インターネット接続設定すら、出来ない場合があります。
メーカーによってはドライバー等を公開している物もありますが、
調べるのは大変だろうと思います。

このようにソフトの問題なら修理もさほど難しくはないとは思いますが
ハードの故障なら分解作業を伴いますので、分解方法や交換部品のマッチング等
よく下調べをして修理したほうが賢明だと思います。


どちらにしても購入時に添付されているマニュアル(電子マニュアル等)を、
よく読む事がリカバリー(再インストール)の第一歩でしょう。


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